こんな無欲な俺を形成するに至ったゲーム達 第6回


先月末、PV4TWO TOPで販売されているのを実際にこの目で見た。

2月前の俺なら、躊躇いなく買っていたことだと思う。


しかし、俺には今、PV4と同じくらい気になる製品がある。



Friio

この存在がPV4の購入を踏み止まらせた。


PV2以来の革命と謳われるこの製品は、B-CASは搭載するがB-CASカードは同梱しないという手法でARIBの審査を通さずに、販売されたものだ。
USB2.0でPCに接続し、ハイビジョン放送をPCで利用できるという優れ物。
コピーガードを解除する装置ではなく、コピーガードを付与せずにPCに信号を送る装置だそうだ。

BSデジタルとCATVパススルーに対応していない点では、PV3/PV4やMonsterXに劣るように感じるが、アナログ信号とデジタル信号の差を考えれば、Friio地上デジタル専用録画装置と考えれば充分使える製品となるだろう。
MPEG-TS形式でのキャプチャというのが少し気にはなるが・・・

B-CASの契約違反になる可能性が示唆されてはいるが、現状、デジタル放送をデジタル信号のままPCに録画できる製品はこれぐらいなので、是非手に入れたい代物ではある。
11/17以降の再販が今のところないようだが、一刻も早く販売を再開してほしいものだ。



さて、先日からこんな無欲な俺を形成するに至ったゲーム達をまとめている最中なので、今日はこんな無欲な俺を形成するに至ったゲーム達<第6回>をまとめてみようと思ってみる。



GB期

ポケットモンスター(赤・緑)

  メーカー:任天堂

  発売日:1996/2/27


1989年4月21日に任天堂から発売された携帯型ゲーム機ゲームボーイ
ゲームウォッチと比べると「革命」と呼べる程進歩した携帯型ゲーム機ではあったが、発売当時、小学生だった俺はこのゲームボーイにあまり興味を示さなかった。
160x144のモノクロ液晶が目を疲れさせるからだ。

テトリスをプレイしている分には気にはならなかったが、スーパーマリオランド桃太郎伝説外伝などをプレイすると、ほんの30分ほどで目が疲れ集中がきれる。
キャラクターや文字が小さすぎたからだと思う。

ところが、1996年にポケットモンスターが発売され、当時小学生だった弟の世代に大ヒットしたのだ。
ポケットモンスターは「赤」と「緑」が同時に発売され、弟は赤を購入したのだが、赤と緑の両方をプレイしなければ全てのポケットモンスターをコンプリートできない仕様になっていた為、緑を俺が購入した。
ところが、クラブ活動に多忙を極めていた俺は、購入したソフトをほとんどプレイしないまま、半ば、強奪されるように弟へと譲渡した。

クラブ活動引退後に受験勉強もせずに暇を持て余していた俺は、年度の初めに購入したポケットモンスター緑を思い出し、弟に返還させた。
(ちょうどその頃、俺の同級生の一部が学校でポケットモンスターをプレイしている姿を見かけたのが切欠だったように思う)

学校にゲーム機を持っていかなければ時間を潰せないほど友人が少なくはなかったので、ゲームボーイを学校に持っていったことはないが、家に帰ると弟がポケットモンスター赤をプレイしているので、俺が緑をプレイできない。
反射に弱いSTN反射式モノクロ液晶が気に食わなかった俺は、周囲では誰も持っていなかったスーパーゲームボーイを思い切って購入し、スーパーファミコンを使いテレビでポケットモンスターをプレイするという強行手段をとった。

しかし、スーパーゲームボーイには通信機能がなかった為(1998年に発売されたスーパーゲームボーイ2には通信機能があった)、弟にモンスターの交換ができないと喚かれ、両親が泣く泣くもう一台ゲームボーイを用意してくれたのを覚えている。

モンスターの交換を行う時は、その2代目ゲームボーイを使っていたわけだが、交換を行っていない間は、母がテトリスに熱中するという日々が続いた。
交換中に通信ケーブルを途中で引っこ抜いて増殖させ、ミュウが弟の小学校中に広がっていった話が俺の中学にまで届いていた。



これだけ昔話を綴ってきたわけだが、ゲームの内容はほとんど覚えていない。

後々、テレビシリーズとして、アニメ版ポケットモンスターが放送されたのだが、作中のメインキャラクター二人の名前が、俺達兄弟の名前と同じであることに、何故か母が喜んでいたことが印象に残っている。






時間がない。