めるせです

平日の真昼間、俺は車で国道を走っていた。どこへ向かっているのかはっきりしなかったが、とにかく右に曲がらなければいけない感覚だけはあった。 右折車線へ入る俺。当然ながら交通量は多く、右折信号→矢印が点灯するまでは曲がれそうもなかった。 俺の前に…

デリ

「お待たせ。」 そう言って俺は運転席の窓を開けた。 車の横に立っているのは見知らぬ女。 どうやら、俺はカレーを届けに来たらしい。 助手席に座ったももさんが、両の手に乗せた一枚のカレー皿を俺に手渡した。 そこにはむき出しのカレーが盛られている。 …

PK祭

仕事中に、ハマケンに毛布を貸して欲しいと言われた直後に、無性に人の血が吸いたくなり、俺と大差ない程身の丈が伸びたPKが近くにいたので、噛み付く。 ハマケンが呆気にとられているのを目の端に捉える。 こんな夢を見た。 これといって意味はない。 カウ…