ロシアの露 x2

性別による差別と、外見による差別の満ち溢れた競技「相撲」。
以前から不思議に思っていた。
この「相撲」が国技とされている理由がだ。


だが、話題のロシア人兄弟力士の大麻問題の報道を見て、俺はやっとその理由がわかりかけた気がする。


化学的に間違いはないとされる、抜き打ち検査による大麻の陽性反応。
前以て言っておくが、この陽性反応の正否は、俺にとっても本当にどうでもよい。
自分の全く知らない環境で起きた麻薬事件など、第三者的に見ることしか出来ないのが当然だろう。


これを聞いた本人らは、この検査を「信用できない」と言う。
彼等の親方も、本人らの主張を信じると言う。
悪戯の証拠を突きつけられても、まだ必死に自分の罪を言い逃れようとするような、子供の言い訳にしか聞こえない。


つまり、彼等は大きい子供なのだ。
子供達が何かしらの競技に励んでいる様を、一般的な世の大人達は、温かい目で見守ることだろう。
「相撲」が国技であるのも、この精神に他ならない。





これといって意味はない。